2009-01-28
PowerBook G4 アルミニウム(FireWire 800)の分解(HDD 交換)説明写真レポート
AppleのPowerBook G4ですが、これがまた外観が殆ど変わらないのに中身が違う機種が色々出ていました。
機種が違うと、単にHDDを交換するだけでも、何処のネジを外すかも違ってしまうという状況です。
私の機種は、表題のように「PowerBook G4 アルミニウム(FireWire 800)」です。

写真のような明るいシルバーのボディーで、FireWire 800のポートを装備しています。
画面サイズは15インチで、CPU速度は1GHzです。
同じ機種でも画面サイズが、12インチや17インチの場合は、ネジの位置などが違いますのでご注意ください。

Appleのデータシートはこちら→「PowerBook_G4_15-8981.pdf(232KB)
このデータシートで、製品番号:M8980J/A となっている方です。
iBook G3 WhiteのHDD交換」の時はHDDのトラブルでしたが、今回は単にHDDを容量の大きなものに交換するのです。
したがって、今まで使っていた環境は出来るだけ残すことにしました。
その辺については、くまぶろの元記事「PowerBook G4のHDD交換」をご覧ください。
このPowerBook G4は「白いiBook」ほど分解しにくいわけではありません。
何しろ、白いiBookは「カオス」と言っても良い状態でしたから・・とは言え、デスクトップ機ほど簡単でない事も事実です。
今回も、私のやった分解手順を写真で説明してみたいと思います。
[1] 先ず電源アダプターはもちろん、その他の機器など、全ての接続を外してPoweBookを裏返します。バッテリーも必ず外します。
バッテリーは、写真の矢印のロックキーをコインなどで廻せば簡単に外れます。
[2] メモリベイのカバーを外します。ネジは小さなプラスネジ4本です。
これから後の作業は、外したネジを無くさないのはもちろんですが、何処から外したネジか分かるように整理しておきましょう。
[3] 上側のメモリを外します。(外さなくても大丈夫だと思いますが念のため。)
静電気に気をつけて、安全な場所に一時待避しておきます。
底面のディスプレイヒンジ側にプラスネジが4本あるので、外します。
[4] メモリベイの左右にあるプラスネジを外します。
内部に転げ落ちないようにピンセットで支えておくと良いでしょう。
[5] 本体背面、ディスプレイヒンジのすぐ横にあるプラスネジを外します。
ただし、外すのは左右各2本の内、上面に近い方(矢印)だけです。
[6] ディスプレイを開いて、本体側の左右の角にあるネジ(2本)を外します。
このネジは、頭に六角形の穴があるタイプです。六角ドライバー、または六角レンチの太さが合うものが必要です。
[7] もう一度裏返して、バッテリーベイ内のコネクターの左右にあるプラスネジ(2本)を外します。
[8] ボディー側面のネジを外します。
側面には、左右どちらもコネクターが並んでいますが、3本ずつプラスネジがあります。
[9] 側面は左右どちらも、3本ずつしかネジはありませんから、間違える事はないと思います。
左右3本ずつ外せば、これで上面パネルを外すのに必要な全てのネジを外した事になります。
[10] 上面カバー(キーボードのある面)を外します。
パレットナイフなど、薄い金属のヘラを使って、少しずつ隙間を広げるように上面カバーを持ち上げていきます。
[11] 上面カバーは、光学ドライブのある部分が一番外しにくいです。
矢印の部分が「爪」になっていて、結構しっかり挟まっています。
下手に力を入れると、スロットローディングの開口部が歪んでしまうので気をつけましょう。
[12] カバーを外すと、このようにHDDが出てきます。
矢印のプラスネジ(2本)を外します。
ディスプレイを開いておきますので、液晶に傷を付けないよう注意してください。
エアーキャップ(プチプチシート)などでは、ドライバーなどがぶつかると防ぐ事が出来ませんから、段ボールを貼っておくと良いでしょう。
[13] HDDとロジックボードを繋ぐATAケーブルのコネクターを外します。
ケーブルはフィルム状なので、傷つけたりちぎったりしないように、気をつけてください。
[14] 2本のネジで留められていた金具を外し、HDDを斜め横にずらすようにして抜き出します。
[15] 取り外したHDDです。
私のPowerBookには、富士通製の60GBのものが入っていました。
[16] HDD裏面には、基盤保護のための半透明のシートが取り付けられています。
矢印のネジ(4本)と黒いプラスチックのスペーサーを外し、交換する新しいHDDに取り付けます。
[17] 古いHDDからATAケーブルを外し、新しいHDDに取り付けます。
コネクターのピンを曲げないように注意してください。
新しいHDDは、Seagateの160GBにしました。
[18] 新しいHDDを取り付け、逆の順序で上面パネルを取り付け、ネジ止めしていきます。
ネジ止めの際は、ネジが垂直に入るように注意してください。
無理に力を入れず、ネジの頭にあったサイズのドライバーを使って、慎重に締め付けていきます。
[19] 組み立てが済んだら、ACアダプターを接続して起動します。
新たに取り付けたHDDには何もシステムが入っていないので、Mac OS XのインストールDVDを入れて、新規インストールをします。
もちろんインストールの前に、HDDをMac OSジャーナリング形式でフォーマットする事が必要です。
今回私は、PowerBookを分解する前に、FireWire接続の外付けHDDに、今まで使っていたHDDの中身を全て、Mac OS Xの「復元」機能を使ってコピーしておきました。
そして、今までのHDDは初期化しています。
だって、今後何に使うか分からないし、誰かに譲る事になるかも知れませんから、初期化するのが普通でしょう。
その後に、このページで説明したように分解してHDDを交換したというわけです。

新しいHDDにOSをインストールしたら、「移行アシスタント」を使って、FireWire接続の外付けHDDから環境の移行をします。
これで、今までとほぼ同じ環境でPowerBookを使う事が出来ます。
長々とお付き合いいただきありがとうございました。
「白いiBook」ほどではなくても、機種ごとに違うPowerBook G4です。
ただHDDを交換するだけでも、予備知識無しでは躊躇する事もあるでしょう。
このページを役立てていただければ幸いです。               (by くまぱぱ)
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